この作品は2017年1月末に開催された、筑波大学映画制作サークルViCC-映画をつくる会-の冬季上映会にて公開された作品です。
この作品のテーマは「私生活を覗く」です。
我々は人と会う時、無意識ながらも人に対してキャラクタを作っています。対して、自分の家、自分の家族、それに近しい存在の前では、外では見せない姿があるのも確かです。そんな人には見せない部分を見てしまったときに、なんとも言えない違和感、リアル感が混在していると私は思いました。この作品では、視聴者が誰かの家の一部始終を覗いちゃった!と思わせるような作品に仕上げました。
この作品は撮影に複数の隠しカメラを使用し、アパート一室中にカメラを設置、同時に撮影しました。つまり、一つの演技をするだけで、様々な角度の画をとることができるのです。
さらには、撮影の際には一室に演者二人を残し、擬似生活をさせながら撮影することで、より私生活感を表現しました。
些細なことで二人は喧嘩し、よくわからない理由で仲直りし、夜の営みで完結するという、流れはごく単純、日常に溢れているシナリオだが、私生活を覗くという要素だけでとても親近感、生々しいものになる。
それでは、人の生活を上の動画から覗いてみてください。
企画・演出・編集:Tonali
役・宮根 勝ノ進:田島 大地
役・中村 恵美:大澤 優生
スタッフ: 小林 慶大、三浦 真帆